暗がり/薄明かり

それを暗がりと呼ぶか薄明かりと呼ぶかはきっとことばのえらびかたひとつで、でも私達が共有したのは薄明かりだったのだと思う。

先日の思ったことをとりとめもなく記す。

 


 

静寂に音楽の居場所を立ち上げること。

静寂のなかから立ち上がってゆく音楽、と、暗がりの中から立ち上がってくる光。

インドの古代音楽では、演奏を始める前に、一音一音、それぞれの音の神様の居場所を用意していって、そうして演奏を始めるのだという。一緒にいてくれたかたの話してくれたこと。一つの丁寧に確かめるようにつくってゆく音。

ライブの演奏者、harukaさんは教会の天井を見上げ、鈴を鳴らしながら、まるで、そう、彼女が言ったように「星を呼ぶ」ように静寂を・静寂のなかの音を始める。


 

いま、ここ、このわたしたちでなかったかもしれないこと。

ところで、愛しく思うひとと静寂や暗がり/薄明かりを共有できる、というのはとても幸福なことで。というのも、そこではことばなしに、わたしたちはわたしたちのともにあることを認め合うことができる。

怪我で来れなくなってしまった友人の代わりに、ずっと会いたかった人をお誘いした。だれが隣にいてもきっと幸福で、だれが隣にいてもきっと別のいまのことを考えてしまうのだろうということを思う。今はいつだってこの今しかないことが少し寂しく、しかしそれでもこの今があることを幸福に思う。


 

愛について。

性愛によらないで人を愛したいと思う、けれど、触れたいと思ってしまうこともある。信仰というものを私はもっていないけど(とはいえ、Simone Veilの思想を強く思うことがある。清潔な愛のこと)。

「生きていることは、それ自体、祝福であるのか」、という内藤礼のことばを思いながら、祈るとはどういうことだろうと考える。

そんなことを。牧師さんの話を聞いたあとで思っていた。

7月某日の日報

【新卒ランチ】
それぞれにそれぞれのラブ。

【週末やったこと】
MAMINION@雷神, 中野
http://azumamiko.hatenablog.com/entry/2015/07/06/015516
スローガン?的な文章がエモかったので全文引いてみる。

「まだ選べる」というペンディングが、いつまでも決定を先送りし続けるエクスキューズにしかなりえないまま迎えた9回裏ビハインド。そこにはゲームセットへの不安と同時に、たくさんの「選べたかもしれなかったこと」が断ち切られるカタルシスへの期待もたぶんある。
MAMMUNEの頃も含めれば通算9回目となるMAMINIONは、そんな諦念と期待に満ちている。何度目かのスリーアウトチェンジを経て、一球ごとにバッターボックスを悔やみながらも、野球に夢──決定的な一打という夢──を見てしまうキッズたちのための最終回。

東大情報学環の制作展「グッバイ・マイ・ボディ」
http://www.iiiexhibition.com/
いくつか面白かった作品について。
– 吉田成朗「涙眼鏡」:涙を流す機能を備えたメガネ。「涙を流していると錯覚させることで体験者の心的な変化を誘発する」という、感情へのハッキング。
– 池田昂平「a Piece of」:掌紋を画像解析し、Google Mapsの衛星写真から、地球上で似た地形を探し出す。「人は誰しも掌に個人の土地を所有しており、そこに刻まれた河川や峡谷は世界を構成する一部である。本作品では来場者の掌紋に類似した土地を世界地図から探す事で、あなたの知る掌とさようならをする。」
– 榊原佑太「見られシューティング」:OculusRiftを用いたシューティングゲーム。一人称視点でなく、自分を斜め上からみるような視点を用いることでとても難易度が上がっている。自分自身を別視点から知覚し制御する、目の解体と拡張。

 

巣鴨で秘密のアイテムを買う
オモシロドリブンデベロップメントの資材。

・知り合いのシャツ屋( https://www.facebook.com/HemeraTokyo )のセールでシャツを仕立ててもらう。
秋冬ものなので着るのはさきのこと。

・めちゃくちゃ締め切りを破っている記事を進捗した
ごめんなさいという気持ちしかない。今日夜にできるかな。

【雑感】
山中俊治 Shunji Yamanaka ?@Yam_eye  2014年6月26日
ものづくりのセンスを磨く最良の方法は、自分のセンスを信じて作ってみてがっかりする体験を、少なくとも3回繰り返すこと。
https://twitter.com/Yam_eye/status/482088821073248257

日報-20150609

当たり障りのあるところは(略)となっています。

 

【今日よかったこと】
よかった

【雑感】
今日の学んだことと日記とを書きます。

開発:
・PHP書いてるのにvar hogehogeで変数宣言して、動かないな~なんで エラーでるのかな~と10分くらい呻いていた。
・SublimeText:cmd+dを押すと同じタグ(たとえば<th>)をガッと選択できる
・PHP:nl2br(trim($hogehoge))で、$hogehogeの前後の無駄な空白を取りつつ、改行コードを<br />に変換
・CSS:ラインマーカーで引いたっぽくなるやつ(例は黄色)→background: linear-gradient(transparent 40%, #ffff66 40%);
・MySQL:DATETIME型でDEFAULT CURRENT_TIMESTAMPできるのはver.5.6.5からっぽい(http://dekokun.github.io/posts/2014-05-31.html
・JS, HTML:ふつうだった

昼休み:
・東急ハンズで紙を買った。
・トーキョーワンダーサイト渋谷(http://www.tokyo-ws.org/shibuya/)にいった。現代美術の若手の展示「TWS-Emerging 2015 【第2期】」。謝花翔陽「Magical Heteronomy」で、全裸中年男性が美女に鞭打たれたりオリンピックの装飾をさせられたりするという映像が流れていて、立て看板に「刺激の強い場合もありますのでご自身の責任でご覧下さい」とあって笑った。

午後:
http://www.makiapp.com/
・(略)

夕方:
・(略)
・重要情報ですが、青学の食堂のラストオーダーは19:45です。

明日:
がんばろう。

代休:
早く取らないと消えるけどいつにしよう。

愛しいものを愛しい、と強くおもうこと

三月、が過ぎて四月になった。

友人たちはそれぞれにそれぞれの道を歩みはじめて、どこかそのことをまだちゃんと受け入れていないでいる。

いくつかのことで、過去を振り返りながら、これからを考えている。
過去というものを恥ずかしげもなく語ることも、今というものを恥ずかしげもなく語ることもとても難しいことで、でも、適切にそれらを捉えていないと、自分で自分のことをわからなくなる、そうしてじぶんのほんとうにやりたいこととかもわからなくなる。

それでも、

わたしの18年間はそんなに明るいものではなく、それからの4年間は途方もなく愛しいものだった、と。

強く思う。たくさん救われたのだと。そう思う。

仔細に書こうとすればそのうちに恥ずかしさで書けなくなってしまうだろう、だから、いくばくか大雑把で、でも、ほんとうのこと、を掴もうとするのならば、

ここにくるまでは、わたしは世界を憎んでいた、そうして、ここでもう一度、世界と適切な関係を結びなおした。

と、言える。

わたしにとって大学での日々は、きっととても幸福なもので。ちゃんと世界を愛せるようになったのもこの四年間でのことで、それは「世界と出会い直すことができた」とかそういうふうになるのだろう。

その出会いなおしの中で、愛しく大切なものがいくつかできて、でもそれはまた次に話そう。

YouTubeやSoundCloudをMacのメディアキーで操作する”BeardedSpice”

Macのキーボードには「前の曲へ」「再生・一時停止」「次の曲へ」といった操作をできるキーが上列についています(F7-F9キー)。

このキー、普通に押しただけではiTunesが起動して再生が始まったり、ほかのプレイヤーアプリを開いていればその制御ができたり、といったことになります。でも、ブラウザのYouTubeやSoundCloudでも使えたら便利なのにな、と思ったことありませんか?今日はそれを可能にするアプリ“BeardedSpice”を紹介します。

ダウンロード方法
1. http://beardedspice.com/にアクセス。
2. latest releaseをクリック。

downloadlink

3. ダウンロードされたファイルを解凍する(解凍ソフトによっては.tar.gz -> .tar -> 本体ファイル、というかたちで二回解凍しなければならないこともあります)。

files

4. 解凍されたBeardedSpiceというファイルを開く。すると上部のバー右側にアイコンが出現。

icon

5. 制御したいページをブラウザで開いたうえで、BeardedSpiceから当該ページを選択(そのページがアクティブウインドウになっていなくてもOK)。

select

6. 完了!

というわけでかんたんに制御できるようになります。対応しているサイトは限られているので、ダウンロードサイトでその一覧は確認ください。

最後に、さきほどシティーボーイから勧められた最高の音楽をぺたり。

10/15 空が冗談みたいに青いので

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眠れずに、早くに学校へゆく。路面の水の、日陰では密やかな、日差しの下では眩しい、照り返し。

光のぐあいがすばらしくって、部室にカメラを取りにゆくのだけど、朝の光というのは瞬間を逃せばその表情をかえてゆく。

日が昇りきった空は冗談みたいに青かった。

清潔な包帯空に翻り届かぬところで膿む悲しみは/『青鯨の日』川野里子

10/13 台風のよるに

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風がごうごうと。三連休は眠り続けました。

てのひらにすくひては零す花びらはひかり いくたびもわれは失ふ/『貴妃の脂』黒木三千代

秋はひかりがはらはら零れ落ちてゆく、少し寂しい。

8/28 COFFEEHOUSE NISHIYA、スティーブン・ムシン展

前回の記事の日付の誤りを修正。書くことを疎かにした、そのとたんに記憶は逃げ出してしまう。

8/28(木)

昼前に起きる。髪のセットがうまくいかない。
友人との待ち合わせで渋谷ハチ公前に。彼女は20分ほど遅れてくる。
六本木通りを東へ、COFFEEHOUSE NISHIYAでお茶と他愛のないおしゃべり。バル風の落ち着いた内装。ビッチェリンという、エスプレッソ・チョコレートリキュール・生クリームからなるドリンクをいただく。層がとてもきれい。トリノ生まれの飲み物らしい。代沢のInspired by Starbucksにも似た飲み物があるのだとか

友人はカフェラテ・サンド・ケーキのセットを頼んでいた。今日出しているのは焼きそばサンド、と聞いてどんなものがでるのか、と少し訝り。出されたものを一口もらって、気取らないけど、ていねいな、そんな味に出会う。店の雰囲気によくなじむ。

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店を出て、表参道方面へ歩く。スパイラルでやっていたスティーブン・ムシン展「Now, If, What, Then ‘Farming Tokyo ーみんなとつくるまち’ 」にふらり、と。未来のまちを、奇妙でゆかいなかたちで構想する手つきのドローイング、立体模型。

オフィスと養鶏場が一体となったビルの壁面を上下する焼鳥屋は、屋上で育てている鶏に人が出す生ゴミをあたえ、食べごろになった鶏を太陽光で焼いていたり(『クライミング焼鳥バー』)、移動式トイレである巨大なコンポストロボットは、人の排泄物を蓄え、それを肥料にしてお腹で果物を栽培していたり(『コンポストザウルス』)、昼は魚とわさびを夜は魚のエサとなる幼虫を育てるサシミの自動販売機があったり(『サシミ自動販売機』)、未来の東京には、人が出すゴミや生き物の排泄物を利用して、空中、屋上、地上そして地下どこででも作物の採取が可能なシステムを搭載した全自動マシーンがそこかしこに生息しているかもしれません。
‘Farming Tokyo’は、魚、昆虫、鳥、豚、牛そして人間など全ての生き物の最高のすみかで、食のジャングルと化している東京の未来の姿を考えるアートプロジェクトです。
あなたが考える未来のまちはどういったものですか?下水道できのこ栽培計画?! 生き物たちのパラダイスとなるビルの屋上?! さあ、あなたのイマジネーションを無限に引き出し、未来のまちを一緒につくろう!

Stephen Mushin

牛がOculusめいたVRディスプレイとヘッドフォンをつけてたり、牛から出るあらゆるものを利用してたり、それを利用したミルクスタンドに人間がはしごでのぼって行ってたり、そんな図。
未来は、ゆかいなものとして語りたい、と。

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マグネットで自分の思う未来のマシーンを作れるコーナーもあったりして、いくつかパーツを手に取って貼付けてみる。まだ想像力がたりない。

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スパイラル二階の雑貨店を見て回って、あまりに素敵な装幀の本に出会ってしまい、衝動買い。


布物の質感を映し込むのはまだ苦手だけど、うまくつたわるかな。
『崇高はいま』バーネット・ニューマン。アメリカ抽象表現主義の画家。初めてその作品にであったのは川村記念美術館でのこと。
ニューマンのこの本以外にも、叢書crystal cageというくくりでいくつか、透明のケースに布張りのカバー、トレス紙の書籍が並べられていた。それぞれ数百部しか刷っていないらしく、もしかしたら、今回購入を見送った他の本にはもう、会えないのかもしれない。

その後、北欧から来たという、雑貨店フライングタイガーを見て回る。奇妙な雑貨が妙に安く売られている。
Appleストアにゆき、そこで友人はiPhoneを新たに買う。盗まれていらいひと月ほど携帯電話のない暮らしをしていたような。

表参道を出て、東京駅へ。友人はバイトへ向かい、私は帰途につく。

わたしには世界の果ての私がコーヒーカップをテーブルに置く/香川ヒサ

カップを一人でおくときの孤独、世界の限界、としての孤独が、しかし、カップ越しに語らっているときには、忘れ去る事ができるように、そう、思う。

8/26-27 『ジャガーノート』

8/26(火)

朝から仕事。ウェブサイトのこまごまとした修正。jQueryやjavaScriptをコピペながらになんとかつかう。
15時にあがり。渋谷の無印良品で部屋の整理のためのかごを探す。

部屋に置くものを選ぶことは、あるいは生き方を選ぶことだと思う。藤のバスケットが素敵だったのだけど、ちょっとお財布に痛いので断念。
雑貨を適当に物色しつつ、店を出て、歩く。渋谷から新宿まで。もう歩くのもいいかな、と思い山手線で帰り、近所の100円ショップで安い不織布の衣料ケースを買う。
良いものを買うか、そうでなければ安いものを買うか。中途半端はいちばん後悔するはずで、でも安くて良いものが見つかればいいのにね。

8/27(水)

夏の終わりのにおい。
今日も朝からバイト。ひさびさにややこしいSQLを書く。落とした論文のPDFを電車内で読むのだけど、うまくあたまに入ってこない。

ぞろぞろと鳥けだものをひきつれて秋晴の街にあそび行きたし/前川佐美雄

ひさびさにウォークマンに電源を入れる。Soul Creationsのジャガーノートを思い出して聴く。

8/24-25 『えーえんとくちから』

二日間ともあまりまともに活動せず。

8/24(日)

昼過ぎに起きる。
部屋を整理し、もう二度と読まないであろう本をいくつかブックオフに持ち込む。

池袋まで出向き、無印良品やらを冷やかし、ジュンク堂で笹井宏之の歌集『えーえんとくちから』と、ジェイムズ・グリック『インフォメーション 情報技術の人類史』を買い求める。

8/25(月)

仕事は休み。
御殿下に泳ぎにゆこうかとおもうものの水泳キャップが見当たらないので寝直す。

夜、不意に寂しくなってラインを送ったりする。なにも本質的なことは話さない事、のぬるいここちよさ。
Sigur RósのSæglópurの収録されたアルバムを聴く。ナイン、という『残響のテロル』の主人公のひとりが聞いている寒い国の音楽を重ねる。
卒論の足音が聞こえる、ので、文献管理ソフト、Mendeleyに文献データを取り込みつつ、あらたな文献も渉猟する。’Knowledge, Technology & Policy’というジャーナルでFloridiの特集を見つけ、ひとまずすべてダウンロード。情報が増えてうれしいやら、読む量が増えて哀しいやら。英語文献しかない、というのもなかなかつらいものがあるなあ、と。

えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい/笹井宏之

五年ほどまえに死んだCorinne Dayの写真集‘MAY THE CIRCLE REMAIN UNBROKEN’が27日に。

あるいは、祈るときに、だけ、永遠で居られるように思う。